なんでFromTheFieldのお野菜には虫食いがないの?
正直に、正確に言いますと
虫喰いはあります。0ではありません。
ただ、通常の無農薬有機栽培のものと比べると格段に少ないです。
なぜ虫喰いが少ないのか?
そのポイントの一つが『無肥料』であることです。
理由は肥料の構成成分と、虫たちの消化機能にあります。
まず肥料には、化学肥料・有機肥料のどちらにも
【硝酸態窒素】と言う成分が入っています。
この成分は、実は虫が食べたものを
消化するのに必要な成分なのです。
この成分がないと虫は食べたものを消化できずに、お腹を壊して死んでしまいます。
逆に人間にとっては有害な成分であり
取り過ぎると死んでしまうそうです。
私は通常のお野菜を食べたときに感じる【えぐみ】の正体は
この【硝酸態窒素】なんじゃないかと考えています。
無肥料で育つFromTheFieldのお野菜には【えぐみ】がないと言うことと
無肥料でも【えぐみ】を感じ、私が美味しくないと思ったお野菜は虫に喰われがち
と言う観察から、この考えに至りました。
ですから基本的にFromTheFieldの畑は
蝶が羽ばたき、バッタが跳ね、それを狙うカマキリやクモなどの肉食昆虫たちが
豊かな生態系を形成しつつも野菜は無事。と言う畑になっています。
私が子供の頃、近所のおじさんが
『虫も喰わない野菜(農薬を使った野菜)を人間が食えるか。だから農薬を使わないで虫に喰われている野菜じゃないと俺は食わないんだ。』
と言っていました。
そう言った意見は良く聞くのですが、正しくは
『農薬を使わずとも、虫が食べない野菜』
これが本当に人間が美味しく感じ、人間の体に適した野菜だと思います。
【硝酸態窒素】が大量に含まれていると えぐいし、体にも良くないですからね。
他にも虫が野菜を食べる要因、FromTheFieldの野菜に虫喰いが少ない要因は色々ありますが
長くなりすぎるので、その話はまたの機会に。
ここまで読んで頂きまして、ありがとうございます。
FromTheField代表 細川 淳平